ケミカルリスクフォーラム
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ケミカルリスクフォーラムとは


ハザード評価からリスク評価へ

化学物質の安全性に対する社会的関心が高まる中、化学産業の持続的発展のためには、リスクを科学的に評価し管理することのできる企業体制・人材育成がますます重要となってきております。
これまでの法による規制では、物質のハザード(有害性)に基づいた規制値や基準値に依拠していましたが、これからは、ハザードだけでなく、ヒトや環境への曝露量を把握し、両者に基づいて危険性の度合いを判断する「リスク評価」とそれにもつづく「リスク管理」が世界の潮流となっています。国内では化学物質審査規制法も施行され、「リスク評価」に基づく化学物質管理の進め方が打ち出されています。
また化学物質管理のありかたも、法律による規制と取り扱い事業者による自主的管理を両輪として推進するようになり、事業者には、主体的な自社製品のリスク評価の推進が求められます。

リスク評価者養成の重要性と一般社団法人 日本化学工業協会の取組
リスク評価は新しい化学物質管理にとってきわめて重要な要素ですが、評価者がしっかりしたバックグラウンドを持たない限り、評価結果を正しく把握し、説明することが困難です。しかし、日本ではまだまだリスク評価をきちんと実施できる人が少ないのが現状といわざるを得ません。
  一般社団法人 日本化学工業協会では、2002年に、化学物質のリスク評価ができる、実務担当者を養成するため、「ケミカルリスク研究会」(研究会)を発足させ、実習を含めた講演会を中心に研究会を重ねてきました。研究会で習得した知識や技術にもとづき、多くの方々が自社製品のリスク評価に携わってきております。 2008年からは「ケミカルリスクフォーラム」と改称して、化学物質のリスク評価を行う実務者の養成講座を継続運営し、リスク評価のための広範な知識や技術の習得を図って参りました。
  世界では官民あげてSAICMの目標実現に向けた取組みが進められているところであり、国際化学工業協会協議会 (ICCA) では世界製品戦略 (Global Product Strategy, GPS) において、法規制とバランスをとりつつ、化学産業界の自主的活動として世界的に調和した化学製品の安全評価の実施を推進しつつあります。日本における取組として、日化協ではこのGPSの日本における具体化としてのプロダクト・スチュワートシップ (PS) 活動として、JIPS (Japan Initiative of Product Stewardship) を立ち上げ、各社における取組を支援しつつあります。
このような背景下、昨年度のケミカルリスクフォーラムでは、JIPS活動を推進するためのリスク評価を実施できる人材の育成強化を意図して、日化協傘下主要企業のJIPSガイダンス作成メンバーによる具体的な解説によりJIPSへの理解を深める講義、リスク評価の基本を学習する講義、外部専門家による個別テーマについての詳細な講義を実施いたしました。

日化協内にGPS/JIPS推進部会やリスク管理課題対応部会が発足してJIPSに関する体制が整ったため、今年度のケミカルリスクフォーラムでは、初心に戻って、「リスク評価」についての基本的な知識の充実のための講義と、知識を深めたい方が主体的に取り組む場としての「分科会」の提供を企画いたしました。
ケミカルリスクフォーラムプログラム
ケミカルリスクフォーラムでは以下の2つのプログラムを実施します。
1. 研修コース
目的 リスク評価に関する基本知識の充実を図り、リスク評価の実務者を養成する。
期間 2011年5月−2012年3月までの1年間
年10回の研修会開催を予定
カリキュラム カリキュラムをご参照ください(予定ですので、変更があることをご容赦下さい)。
会員登録 単位登録:
1単位(会社、事業場、団体ごと)で3名を事前登録していただきます。3名の方について、それぞれに代理出席を可とします。
個人登録:
個人での登録(1名)ができます。
会費 単位登録:
新規登録費10万円、年会費10万円
(現ケミカルリスク研究会に登録していらっしゃる場合は、新規登録費は不要です。)
個人登録:
新規登録費5万円、年会費5万円
(現ケミカルリスク研究会に登録していらっしゃる場合は、新規登録費は不要です。)
2. 分科会
目的 リスク評価に関する種々のテーマについて、自ら主体的、積極的に文献輪読等取組み、情報を発信しつつ相互の意見交換等により理解を深化させる場を提供します。
検討テーマは分科会の参加者の合意で決定して進めていただきます。
開催予定 ケミカルリスクフォーラム開催日の午前中(分科会参加者の総意による)
受講料 ケミカルリスクフォーラム登録会員(無料)
 
3. 公開セミナー
目的 リスク評価について一般に広く知識をもっていただくため、ケミカルリスクフォーラム会員登録者に限定せず、リスク評価に関心をお持ちの方々を対象とした公開でセミナーを開催します。
各種プログラムの実践研修をはじめ、リスク評価に関する基本的な事項、その時点でのトピックス、あるいはリスクコミュニケーションなどのリスク評価に関連する事項を取上げる予定です。
開催予定 適宜
受講料 内容に応じて、ご案内いたします。